※この記事は2026年2月時点の最新記事になります。
皆さん、こんにちは。
エース株式会社の川尻です。
今回は、エステサロンで施術を行う前に使用する「施術免責同意書」についてお話ししていきます。
「概要書面」や「サービス契約書」はしっかり用意しているけれど、「施術免責同意書」については、必要とは分かっていても、実際にどう使えばいいのか分からないまま、なんとなく運用している、というサロンも多いのではないでしょうか。
※「概要書面」と「サービス契約書」の書き方がわからない方は下記の記事をご覧ください。
「施術免責同意書」は、特別に難しいことを書くための書類ではありません。
施術に伴って起こりうることについて、サロン側の責任の範囲をあらかじめ共有し、その内容にお客様が同意していることを確認するための書類です。
施術に入る前に、「この点については、ここまで理解していますね」「この内容で進めていきますね」と、お客様と認識をそろえるための確認として使われます。
この記事では、「施術免責同意書」について、
・どのタイミングで確認するものなのか?
・何をどう書いておく必要があるのか?
このポイントを中心に、エステサロンの現場で実際に使うことを前提にして、分かりやすく整理していきます。
最後には、実際に使える「ひな形」についても紹介しますので、これから「施術免責同意書」を準備したい方も、今の内容で問題ないか一度確認しておきたい方も、ぜひ参考にしてみてください。
この記事の内容
施術の同意書「免責同意書」とは?

「施術免責同意書」は、施術に伴って起こりうることについて、お客様に内容を理解してもらい、そのうえで同意していることを確認するための書類になります。
エステサロンで使う同意書としては、この「施術免責同意書」を指しているケースがほとんどで、施術そのものに関する注意点やリスクについて、事前に共有しておくために使われます。
例えば、体質や体調によって反応に個人差があることや、一時的な赤みや違和感が出る可能性があることなど、
施術前の説明で必ず触れている内容を、書面でも確認しておくイメージです。
「施術免責同意書」は、新しく何かを説明するための書類ではありません。
すでにカウンセリングや説明の中で伝えている内容について、「その点は理解しています」「その条件で施術を受けます」という意思を、お客様自身に確認してもらうためのものです。
施術前にこの確認があることで、「聞いていなかった」「そんな話は初めてだ」という行き違いを防ぎやすくなります。
サロン側にとっても、お客様側にとっても、施術に入る前に認識をそろえておくための大切な書類だと考えておくと分かりやすいと思います。
次は、実際にどんな内容を書いておく必要があるのかを見ていきましょう。
エステサービス(施術)の免責同意書に必要な内容

施術免責同意書で大切なのは、文章をきれいにまとめることではありません。
施術に入る前に、どんな点を確認しておく必要があるのかを、もれなく整理しておくことです。
ここでは、エステサロンの現場で最低限押さえておきたい内容を、項目ごとに見ていきます。
持病(既往歴)や通院歴に関する確認
まず確認しておきたいのが、これまでの病歴や通院歴です。
過去に大きな病気やケガをしていないか、現在通院中ではないかは、施術の安全性に大きく関わります。
場合によっては、施術が原因で症状が悪化してしまう可能性や、施術自体をお断りしなければならないケースもあります。
治療中や通院中の場合は、施術前に主治医の確認が必要になることがある点も、あらかじめ記載しておきましょう。
・施術部位に外傷や打ち身などの症状がある場合は、施術をお断りすることがあります。
体質・肌質・アレルギーに関する確認
エステサロンでは、体質や肌質、アレルギーの確認も欠かせません。
敏感肌、アトピー体質、かぶれや赤みが出やすいかどうかを事前に把握しておくことで、施術後のトラブルを防ぎやすくなります。
リスクが高いと判断される場合は、施術を見送ったり、パッチテストまでとする可能性があることも、同意書に記載しておきましょう。
・パッチテストで異常が出た場合は、お客様の安全を考慮し、施術を中止することがあります。
妊娠・出産・授乳に関する確認
妊娠中や出産直後、授乳中は、ホルモンバランスが不安定になりやすい時期です。
使用する化粧品や施術内容によっては、体やお肌に負担がかかる可能性もあります。
そのため、妊娠中のお客様への施術は行わない、または施術内容を制限する場合があることを、はっきり記載しておくことが大切です。
・出産後○ヶ月以内の方は、施術をお受けできません。
施術当日の体調に関する確認
普段は問題がない方でも、施術当日の体調によってはトラブルが起こることがあります。
そのため、当日の体調についても、必ず確認項目として入れておきましょう。
最低限、次のような内容は記載しておくのがおすすめです。
発熱や体調不良、感染症の疑い、飲酒の有無、生理中であるかどうかなどです。
・飲酒後○時間以内の施術はお受けできません。
施術内容ごとの注意事項と同意・署名
最後に、施術内容ごとの注意事項やリスクについて整理し、それらに同意したことを確認する「署名欄」を設けます。
施術メニューが多いサロンでは、「フェイシャル用」「脱毛用」「痩身用」など、施術メニューごとに同意書を分けて、施術に対する禁忌事項を明確に書いておきましょう。
「施術免責同意書」は、「何を書くか」よりも、「何を確認しておくか」を整理するための書類です。
想定できるリスクについては、「施術できません」と判断できる基準を含めて記載しておくことが、サロンを守ることにもつながります。
次は、こうした内容を踏まえたうえで、実際にどうやって免責同意書をまとめていけばいいのかを見ていきましょう。
免責同意書の作成方法と気をつけたいポイント【重要】
「免責同意書」は、特別な文章を一から考えて作る必要はありません。
普段のカウンセリングで実際に話している内容を、そのまま「確認用」として書面にまとめていくイメージで大丈夫です。
「免責同意書」を作るとき、使うときに意識しておきたいポイントを、具体例とあわせて整理します。
一から作らなくていい
「免責同意書」は、難しい表現を並べる必要はありません。
例えば、
「お肌の状態によっては施術をお断りすることがあります」
といった、いつも口頭で説明している内容を、そのまま文章にすれば十分です。
「これ、毎回説明しているな」と感じる内容は、そのまま「免責同意書」に入れていきましょう。
必要な項目が入っていればOK
文章がきれいかどうかよりも、「確認すべきことが抜けていないか」が大切です。
例えば、
・お薬を飲んでいるか?
・妊娠の可能性がないか?
・施術後に起こりうる反応を説明しているか?
このあたりが確認できていれば、「免責同意書」としては十分機能します。
まずは思いつくだけ書き出してみましょう。
施術メニューに合わせて使い分ける
フェイシャル、脱毛、痩身では、注意点も変わってきます。
脱毛なら毛嚢炎や日焼け
痩身なら好転反応や体調の変化
など、想定する内容が違います。
すべて同じ「免責同意書」を使うより、施術内容に合わせて調整しておく方が安心です。
サインだけもらう使い方はしない
よくあるのが、「ここにサインお願いします」と渡して終わってしまう使い方です。
「免責同意書」は、
「この内容で進めますね」
と、一言確認してからサインをもらうだけで意味が変わります。
サインだけで終わらせないようにしましょう。
スタッフ間で説明をそろえる
スタッフによって説明が違ってしまうと、「聞いていた話と違う」という不安につながります。
「免責同意書」に書いてある内容を基準に、
ここは施術をお断りする判断材料
といった共通認識を持っておくと安心です。
実際の施術内容と合っているか
「免責同意書」に書いてある内容と、実際に行っている施術がズレていないかも大切なポイントです。
書類と現場の対応が合っているかは、定期的に見直しておきましょう。
「免責同意書」は、きれいに作ることが目的ではありません。
施術メニューごとに、「禁忌事項」や「注意事項」をきちんと確認できている状態をつくることが大切です。
無理なく、現場で使いやすい形を意識していきましょう。
次は、実際にそのまま使える「ひな形」をご紹介していきます。
エステ同意書(ひな形/テンプレート)無料プレゼント
ここまで読み進めてきて、「免責同意書」をどんな考え方で用意すればいいのかは、なんとなくイメージできてきたのではないでしょうか。
そこで今回は、実際に使う際のベースとして、エステサロン向けの「免責同意書のひな形」をご用意しました。
・どこまで書けばいいのか分からない
・最低限の形をまず確認したい
こうした方が、たたき台として使うことを前提にした「ひな形」になります。
この「ひな形」は、そのまま使うことを目的にしたものではありません。
サロンの施術内容やメニュー構成、考え方に合わせて、必ず調整・追記を行ってください。
例えば、
脱毛や痩身の比重が高いのか?
使用している機器や化粧品は何か?
によって、入れておくべき注意事項は変わります。
「ひな形」は、「これで完成」ではなく、自分のサロン用に整えていくためのスタート地点として活用してもらえるとちょうどいいと思います。
内容を見ながら、
「ここはもう少し具体的に書いておいた方が安心だな」
と調整していくことで、現場で使いやすい免責同意書になっていきます。
このあとに掲載しているひな形を参考にしながら、ご自身のサロンに合った形に仕上げてみてください。
LINEにてご連絡いただいた方へ、エステサロン様向け「免責同意書ひな形」を無料でお送りしております。
内容をご確認のうえ、サロン様に合わせて調整しながらご活用ください。
まとめ|施術免責同意書は安心して施術を行うための確認書
今回は、エステサロンで施術を行う前に確認しておきたい「施術免責同意書」について、役割や考え方、作成時のポイントを整理してきました。
「施術免責同意書」は、サロンを守るためだけの書類ではありません。
施術に伴って起こりうることを事前に共有し、お客様が安心して施術を受けられる状態をつくるための確認書です。
大切なのは、きれいな文章を用意することではなく、施術内容に対して、
どんなリスクが考えられるのか?
それをお客様と同じ認識で確認できているかどうかです。
また、「施術免責同意書」はサインをもらうことが目的ではありません。
カウンセリングや説明の流れの中で、内容をきちんと確認したうえで使うことで、はじめて意味のある書類になります。
今回の記事を通して、「施術免責同意書は、こういう考え方で用意しておくものなんだ」と整理できていれば、日々の施術対応もずっと安心して進めやすくなるはずです。
必要なときに、また確認しに戻ってこられる記事として、この内容を活用してもらえたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
次回は、施術同意書とあわせて準備しておきたい書類のひとつ、「未成年者の同意書」について解説していきます。
・同意書は誰から、どこまで取ればいいのか
・サロン現場で注意しておきたい考え方
そんな内容を、現場目線で整理していきますので、ぜひ次の記事もあわせて確認してみてください。
ここで少し、関連する内容としてご紹介させてください。
「施術免責同意書」を見直すタイミングで、サロン運営そのものについて、あらためて考える時期に来ていると感じる方もいらっしゃるかもしれません。
価格や内容のバランスに、どこか迷いが残っていないか?
もう一段階、お客様に「結果」や「満足感」を実感してもらえる形はないか?
こうした点は、同意書や契約書を見直すタイミングで、一緒に浮かび上がってくることが多いポイントです。
また、施術内容やメニュー構成を見直す中で、「説明はしているのに、なかなか決まらない」と感じている方も多いかもしれません。
実際に「プラズマスター」を導入したサロンでは、施術内容のイメージが伝えやすくなり、カウンセリングの段階でお客様の納得感が高まり、無理に押さなくても「それなら受けてみたい」と決まりやすくなった、という声も多く聞かれます。
「エース」では、書類や契約の考え方とあわせて、サロンの施術メニューそのものの価値を整理しやすい選択肢として、「プラズマスター」の導入サポートも行っています。
実際に導入されたサロンでは、次のような変化が出ています。
・新規のお客様数が、月3〜5名ほどから、毎月安定して10名以上に。
・客単価が6,000円前後から、13,000円前後まで上がった。
これらは、無理にメニューを売り込んだ結果ではありません。
施術内容と価格の整理、伝え方や導線を見直したことで、お客様にとって「選びやすい状態」が整い、自然と選ばれる形ができたケースです。
施術免責同意書を見直すことは、施術内容やメニュー構成をあらためて整理する良いきっかけにもなります。
今後のサロンづくりを考えるうえで、ひとつの参考として、目を通してみてください。
売上が安定する「プラズマスター」とは?
